昨日の日本農業新聞の表です。
日本農業新聞は、JAグループの機関紙であり、農業専門誌です。
20年余りの間に、食料自給率も農地面積も基幹的農業従事者数もどんどん減っています。
離農した農地は、他の農業者や法人経営が引き受けたり、耕作放棄地になったしています。
輸出が伸びていますが、加工した食品も含まれています。コメに関していえば「世界の富裕層においしいお米を高い値段で売る」と言うのではなく、「輸出国の富裕層でもなくても買えるように、生産者から安い価格で買い上げコスト割れの一部を補助金で充当する」のが大半です。つまり、米の輸出が増えても、生産者の所得増大にはほとんどつながっていないのが実体と思います。
今の農政でこの先どうなるか、だれでも簡単に想像できると思います。
また、先進国日本としての農業の理想の姿も共通像が描けると思います。
そのためには、実態を踏まえて、目標に向かって、直線的に、大きな力ですすめる必要があります。
忘れてはいけないのは、これまで、農業現場は、汗をかき、頭をかき、人によっては体を壊しながら、懸命に努力してきたことです。ぬるま湯につかっていたのでは、作物は育ちません。持論を展開する方は多いのですが、それまでのキャリアをなげうって、現場で一緒に汗を流す人は希と思います。