大切な言葉(その1)

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 これまでのなかで、忘れられない「大切な言葉」がいくつもあります。
 決して色あせることなく、常に意識の片隅に陣取っています。
 そのうちのいくつかをご紹介します。

 今回は「世代間の平等」です。

 人間誰でも、人種や生まれた環境が違っても「人間らしく生きること」は尊重されなければならないと思っています。
 そうなっていない現実があり、しかも、その状態が続いていることは悲しい限りです。

 「世代間の平等」とは、時間軸をいれた4次元の考え方です。
 ここでの平等には、「人間らしく生きる権利」のほかに、例えば「資源を次世代のために残しておく」ということも含まれていると、自分ではとらえています。

 もう少し考えると、いろんな面が考えられます。
・ 基礎研究を軽視すれば、将来の研究の土台が揺らいでしまうのではないか。
・ 自分が年長になったら、若い人が活躍しやすいように、配慮すべきではないか。
・ 現在の利益のために、あるいはやむを得ない事情によっても、将来を縛り続けるようなことをしても(決めても)よいのか。
・ 特定の世代や、特定の産業を、将来の希望を持てないような厳しい状況に追い込んでもよいのか。
 などなどです。

 いつの次代も生きるのは容易ではないかも知れませんが、力が強いものほど、弱者への配慮、次世代への配慮を忘れてはいけません。

 力を持たない自分にとっても、常に心がけなければいけない言葉です。

 雪が降っているときにストロボを炊くと、幻想的な写真ができあがります。

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