エイプリルフールにちなんだフェイクニュースです。真実ではありません。
政府は、平成を継ぐ新しい元号を「富国幸民」とすることを発表した。
今回の決定に当たっては、内閣主導で取りすすめられ、きわめて政治色の濃いものとなった。
最終6候補のなかから、本命と目されていた候補ですんなり決まるとみられていたが、有識者会議終了間際に株価が大暴落し、有識者会議は約1時間中断し、再開後に急所提案された「富国幸民」で一致した。
このため、11時30分に予定されていた発表時間が遅れることとなった。
「富国幸民」への発表では「日本の現状はきわめて厳しく、また、将来の展望も年々しぼんでいる縮小の時代となっている。国際的な発信力も弱まっている。国民の幸せを大切に考え、国を豊かにしていくこと、国際平和への貢献することを大切にし、新しい元号とともに、大胆な政策転換を行いたい」との節米があった。
当面の取り組みとして、次のことを掲げた。
○ 財政的な体力を少しでも温存するため、当面の間、例外なく、大規模事業を停止する。
○ 労働者の豊かな暮らしを継続的に実現する観点から、直ちに非正規労働者の待遇改善を図るとともに、非正規労働者を正規労働者に転換していく。
○ 食品の安全基準を抜本的に強化し、外国からの圧力で緩和してきた農薬安全基準を再検討するとともに、安全性が証明されるまでの間(20年かかるか、30年かかるか分からないとの説明あり)、遺伝子組換え食品やゲノム編集食品の国内流通を認めない。
○ 総合的な少子化対策をすすめることが必要であることを社会全体で共有し、制度、地域社会、職場、教育など、様々な角度から対策をすすめる。
○ 外需依存から内需を中心とした経済運営に切り替え、国内経済と共存できる第1次産業のあり方について検討をすすめる。短期的には、現在の第1次産業を維持するよう(維持するには一定数の新規参入が必要との説明あり)、地域社会や現場の意見を吸い上げた政策をすすめる。
○ 国民が健康で長生きするために何が必要であるかを、食生活や働き方、経済面など、あらゆる角度から検討し、国民の幸せを実現することを尊重した国を目指していく。
○ 働きたい、社会の中で生きていきたいとの願いをかなえられるよう、様々な雇用(自宅勤務を含む)を創出し、国民全体の仕事力を高めていく。
○ 経済力や武力を背景としない国際平和への貢献のために、積極的な平和外交、国際貢献をすすめる。
○ 内閣直轄で「富国幸民センター」を設け、国民からの意見・提案を積極的に受け、それらへの取り組み内容を含めて公開していく。とりわけ、現状を客観的に把握することを原点とする。