立春を迎えても真冬のままです。
豪雪地でも、除雪作業が「いっぱいいっぱい」の状況になっています。
それはさておき、心配が現実になりそうです。
「イギリスがTPPに参加」とのほうどうがあります。
TPPに参加している国も、これから参加しようとしている国も「『自由』貿易をすすめれば『国益』になる」なんて考えているのでしょう。
この『国益』は、農業者とか消費者のことではないと思います。
それはさておき(2回目)、イギリスがTPPに参加すると、TPPは一変すると思います。
第1に、力(経済力も外交力もあり、国民の立場から国の発展を目指す強さもある)のあるイギリスが参加することにより、TPPがこれまで以上に国益追求の場になると思います。イギリスの国益に沿うよう、強い外交力で参加国を説得(取引)し、協定の内容が変わってくると思います。
第2に、他の参加国は別として、イギリスが十分な成果を上げていることが分かれば、我も我もと、多くの『先進国』が加わり、圧倒的な外交力で、参加国を説得(取引)し、協定の内容が大きく変わってしまうことでしょう。「コメなどは例外」と主張している日本も、「国際化のもとではやむを得ない。例外を主張することは『国益』に沿わない」と方向転換するでしょう。
そうなれば、日本の農産物市場は草刈り場になります。
そうなっても、誰も責任を認めません。責任を負わされるのは、国民と農業者です。
これらがフィクションになることを切に願っています。