キーワードは台形

24_1342183131_1_sya.jpg有機稲作の研修会に参加してきました。講師の方から、今後の新潟県稲作を考える上でポイントととなる話を聞きました。有機に限ったことではありません。それは、猛暑に代表されるよう、気象などの変化に対応して、客観的に検討していくことの大切さです。例えば、一般的にタンパク質が多いお米は食味が優れないといわれ、タンパク質を下げる取り組みがすすめられています。しかし、タンパク質が低ければおいしいというのではなく、低すぎたり高すぎたりせず、一定の範囲に入っていることが望ましく、しかも、その範囲であればおいしさはほぼ同じとのことです(この場合、タンパク質以外の食味を左右する要因が大きくなります)。つまり、縦軸をおいしさ、横軸をタンパク質含有量でグラフにすると、台形のようになるとのことです。多分、望ましいタンパク質含有量の範囲は、品種や栽培方法などによって異なってくると思います。これに限らず、いろいろなことを調べて、それを客観的に組み立てていくことができるかが、新潟の稲作の将来を握っています。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です