有機農業についての交流会に参加してきました。
10名以上の方がそれぞれの取り組みを紹介され、意見交換を行いました。
最も印象に残ったのは、長岡農業高校の生徒の皆さんの、マガモを用いた稲作についてでした。
カモを用いた除草・抑草では、アイガモが用いられる場合が多いです。
カモを放すことで、カモが動き回ると水が濁って雑草に光が届かなかったり、カモの糞が分解され肥料として利用されたり、稲に接触することで適度な刺激を与えるなどが、言われています。
アイガモよりもマガモの方が小さいとのことですが、マガモを選択したことの理由の1つは「マガモが小さいので小回りが効いてより刺激を与えるのではないかと考えた」とのことです。
何となく、「大きいこと」「強いこと」の方が良さそうに思っていたのですが、「小回りが効く」という観点が自分には抜けていました。
実はこれはとても大切な観点なのかも知れません。小回りが効くからこそ、アイガモとは違った泳ぎをすると思います。カモ除草については「小は大を兼ねる」可能性を感じました。
新鮮な取り組みをうかがえることは、とてもありがたいです。