天気の良い日でした。
単発だと思いますが、冬の中休みでした。
昨年のものですが、発芽しかけの種籾の写真です。
稲は1粒1粒の種から発芽し、実ります。
田んぼでは、一緒に植えて一緒に刈り取るので、生育が揃っていることが大切です。
生育が揃っていれば、ちょうど良い実り具合の時に収穫することができます。
生育をそろえるため、発芽もできるだけそろえるようにします。
主な手順としては、①充実した種籾を選ぶ(塩水選などの種子選別) → ②日数をかけ十分に水を吸わせる(浸漬) → ③ぬるま湯につけほんの少し芽を出させる(催芽) → ④湿っている種を種まきしやすいよう陰干しする → ⑤土を入れた育苗箱に種をまき、上から土をかぶせ、水をかける(播種) → ⑥育苗機にいれ加温し、芽を伸ばす(出芽)となります。
⑥の育苗機に入れるときには種籾が土の下で見えなくなるので、写真のように数粒を空の育苗箱に乗せておき、芽の伸び方を確認します。
写真を見ると、芽の長さはいろいろですが、1日程度の生長の違いです。
無事に芽が出るか、毎年のことですが、心配しながら見守り、揃って芽が出ると安心します。