今年の稲作を振り返る(秋編)

24_1321095534_1_sya.jpg秋の最大の関心事は、稲刈りに向けて充実したお米になるかということと、コンバインによる作業がスムーズにすすむかということです。充実したお米になるためには、最後の最後まで稲が光合成をきちんと行えることと、特にいもち病にかからないことが重要です。暑すぎたり、曇りばかりでは小粒になってしまいます。いもち病は、稲のいろんなところに感染します。写真のように穂首に感染すると、穂首が茶色くなり、その先の穂は成熟が止まって枯れてしまいます。穂が白くなっているのはそのためです。当然のことながら穂が枯れれば、米の成熟もそこでストップしてしまいます。当地域の場合、いもち病の発生は天候によるところが大きいですが、今年は被害が極めて軽く、その点では安堵しました。ただ、稲刈り前に多くの雨が降ってしまい、コンバインでの作業は効率が上がりませんでした。

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