春の味覚の1つに「うるい」があります。葉が大きくなると筋っぽくなるので、あまり大きくならないうちが食べ頃です。おひたしが一般的な食べ方ですが、2つの味わいがあります。茎の部分には独特のヌメリがあり、葉の部分には苦みがあります。うるいに品種があるのでしょうが、この苦みはもっと奥が深いです。同じ品種、さらには同じ株であっても、栽培する場所によっても、苦みが変わってきます。気候なのか、土の種類や養分なのか、よく分かりません。だた、より野生に近い方が苦みが強い気がします。そんなことはないことかもしれませんが、実は植物を理解する上で大きな意味を持っている感じがします。