写真のイネミズゾウムシですが、この後、卵を産み、幼虫は稲の根を食べます。少し元気の出てきた稲ですが、幼虫の洗礼をうまく乗り切れるか、大きな勝負です。このイネミズゾウムシにナゾがあります。写真のような大きさのものと、ふたまわり小さいものがいます。昨年、虫に詳しい方に聞いたところ「同じイネミズゾウムシであるが、幼虫時代の栄養状態が良いと大きくなり、悪いと小さくなる(大きくなれない)」とのことでした。イネミズゾウムシは外来生物で、アメリカではオスとメスがいますが、日本ではメスのみで単為生殖するとされています。昨日、大きい個体と小さい個体が交尾しているような姿を見かけました。もしかしたら「日本にもオスがいて、オスは小さく、メスは大きい」のかもしれません。これが本当であれば大発見です。もっとも、単に交尾のように見えただけなのかもしれません。ちなみに昨日見たとき、近づくとオスはとんで行ってしまいました。