前回のまとめとしては、より多くの方の命を後遺症を抑えながら救うために、救命救急では最新の知見や様々な要素を含めて、その時点で最善と考えられるものが採用されており、しかも、適宜見直しが行われているということです。これは私たちにとって、大変ありがたいことです。それでは、いよいよ稲作に移ります。稲作で目指すべきものをいくつかあげるとすれば、「おいしいお米」「安全なお米」「一定以上の収量」「コストを抑えた稲作」「農作業の安全性が確保されている稲作」「国土保全も含め、ある程度環境と調和のとれた稲作」など、様々です。どれを重視するかによって、強弱は変わってきますが、出来るだけ健康な稲作りを中心に据えることは、ほぼ共通しています。田んぼの特徴や、その年の気候条件などに合わせて、きめ細かな対応を行うことが必要となります。本来、稲作経営まで話を広げるべきですが、今回は割愛します。少し中途半端ですが、次回に続きます。