今年の稲作を振り返る

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 今年の稲作は、特に、新潟県においては厳しいものでした。
 春先の異常高温、暑すぎる夏、その後の雨続き・日照不足、度重なる台風などが大きな影響を与えました。
 春先は異常高温では、育苗に気を遣いました。この高温は苗の体力を奪い、その後の生育に影響が出ている可能性があります。
 暑すぎる夏は、稲の生育や登熟に大きな影響を及ぼしました。特に、穂が出た後の高温では、米粒が白く濁る「シラタ」が発生しました。また、高温によって土壌中の有機物の分解がすすめば、稲にとって「肥料過多」となります。
 雨続き・日照不足では、稲が十分な光合成ができず、実入りが悪くなります。
 台風などの強い風雨では、稲の倒伏がすすみ、葉に光が当たりづらくなり、また、風通しも悪くなり、光合成がすすみづらくなるほか、穂発芽の要因になります。
 田植え時期によって、被害の種類も異なりますが、全体として新潟県内は大きな被害を受けました。
 我が家でも、ここ数年に無く収量が低くなり、大打撃でした。
 品質は収量への被害が、収入低下に直結していますので、年が明ければ心機一転という具合には生きません。とりあえず、秋までのやりくりを考える必要があります。
  今年の結果をどのように改善に伝えるか、各地域の力量が問われています。

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