「暑さ寒さも彼岸まで」のとおり、一気に涼しくなりました。
写真は、収穫時期が近づいてきた「こがねもち」です。
夕方の斜光で籾が輝いているように見えます。
「なんだ、倒れていないじゃないか」と言われそうですが、上手に選んでシャッターを切っています。
本題です。
実はこれは、非常に大きな意味を持っています。
JA(農業協同組合)の基本についての捉え方は、大きく2つがあります。
1つは、農業者の組織の現在の姿という捉え方です。農業者をまとめる(統制する)ための組織という意味合いです。ここでは以下、「前者」とします。
もう1つは、農業協同組合法に定められた、農民が自主的に設立した団体(組合)という捉え方です。同様に「後者」とします。
どう捉えるかはそれぞれですが、前者と後者では、大きく違います。
戦時中など、国が統制を強めたいと考える場合は、前者の方が都合が良いでしょう。
農業をみんなで頑張ろうと思うと、後者の方がポジティブの感じがします。
現在は、JAと組合員との力関係では、圧倒的にJAが優位に立っています。
大きな力を持ちながら、後者の立場で事業運営をすすめるJAが理想と思います。