この時期、田んぼで我がもの顔で振る舞っている生き物に、イナゴとスズメがいます。イナゴは、大きくなるにつれて、態度が大きくなります。人の気配を感じると葉の裏側に回る習性があるのですが、大きくなるとよほど近づかないと動きません。たくさんの葉を食べています。写真中央のイナゴは、イネツトムシによってくっつけられた葉に乗っています。スズメは、最初に穂が出た田んぼに居着く傾向があります。こちらも、まとまって行動するせいか、逃げるときも「あせり」が感じられません。スズメには、若い穂ではなく、イナゴを一生懸命に食べてほしいものです。