ごはんのおいしさを考える


 比較的穏やかな日でした。

 この時期に欠かせない仕事(?)の1つに「もちつき」があります。
 一晩水につけたもち米を餅つき器で、蒸してつきます。
 写真は、もう少しでつき上がるところです。
 餅つき器は、ハネが回転していて、蒸されたもち米に力が加わり、練られてもちになります。
 この後、平たく伸ばされ、適度に堅くなったところで、包丁などで適当な大きさに切ります。

 さて、ご飯のおいしさについてです。
 最終的には「自分の好みかどうか」が判断基準ですが、いくつかの要素があります。

○炊きあがりの「つや」と「香り」
 炊きあがりが「つやつや」していると、とてもおいしそうです。
 実際に、光沢があるほど、おいしいという説もあります。光沢を左右しているのが、ご飯の外側になる「保水膜」であり、これがおいしさに関連しているといわれます。
 見た目と同様に、「香り」も大切な要素です。

○甘み
 「甘み」は、ごはんにかかわらず、果物でも、野菜でも大切な要素です。
 ごはんでは、口に入れてすぐに甘みを感じる場合と、かんでいる内にだんだん甘みを感じるようになる場合があります。
 どちらが良いかは、好みです。

○食感
 噛んだときに、柔らかいと感じるか、粒がしっかりしていてかみ応えがあると感じるかなどです。
 同じ品種でも、粒が大きいほどしっかりとした感触があります。
 また、同じお米でも、水加減や炊き方などによって、変わってきます。

○舌触り
 ご飯がすべすべしているかざらっとした感じがするか、また、舌にまとわりつくような感じがするか、などです。
 これは好みが大きく分かれると思います。
 個人的には、とても大事だと思っています。

 これら以外に、コクがあるか、のどごしが良いかなども、挙げる方もいます。

 私たちが「おいしい」と感じるのは、ただ単に甘ければ良いというのではなく、様々な要素が好みに合っていた時だと思います。

 一つつけ加えれば、精米の仕方、とぎかた、水の種類や付ける時間、炊飯方法、炊きあがってからの時間や保温方法など、様々な要素で感じるおいしさは異なってくると思います。
 いろいろ試していただけると、米作りの現場の人間としてはありがたいです。

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