コンバインで稲を刈り取ると、脱穀され、籾の状態となります。籾を乾燥機に入れ、乾燥をさせます。乾燥させることで、出荷基準を満たすとともに、籾の品質低下を防ぐことができます。刈り取ったまま長時間そのままにしておくと、品質が低下します。連続で稲刈りを行う場合は、稲刈りが終わるまでに、前の日の籾を乾燥機から排出する必要があります。ですからあまりゆっくりと時間をかけることができません。今年は、天気が安定しなかったこともあり、時間をかけての乾燥が可能でした。乾燥の上がった籾は、籾摺り機で籾殻をむいて玄米にし、ライスグレーダーで粒の小さな玄米を取り除きます。その後、出荷用の米袋に詰めることとなります。写真は、最終工程まですすんだ玄米です。成熟しきっていない玄米には、青みが残っています。