大詰めのTPP

24_1398169994_1_sya.jpg写真は粉砕した肥料です。TPPの早期決着に向け、ものすごい大きな力が働いています。早期決着は難しい気がします。しかし、「牛肉・豚肉などの大幅な関税の引き下げ」「アメリカの自動車輸入関税撤廃の長期間の猶予」に加え、ドタバタで「アメリカからの自動車輸入ノルマの設定(年々拡大)」「アメリカからのコメ輸入ノルマの設定(年々拡大)」などが盛り込まれる可能性があるのではと、個人的に危惧しています。輸入ノルマは自由貿易とは一線を画すものです。早期決着を進める側は「国内の反発が思ったより弱い」と感じているかも知れません。でも、反発の強弱と、現場が対応できるかは全く別問題です。農業は、全体として、知識も経験もあるベテラン農業者でさえ「続けられない」「跡継ぎを育てられない」状況にあります。株式会社だからうまくいくということはありません(農業に算入しても撤退を余儀なくされた株式会社も多くあります)。将来に禍根を残さないよう、時間をかけた客観的で慎重な検討が求められています。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です