実験

1_1273483611_1_sya.jpg今年は例年にない寒さで4月の気温が異常に低く、育苗も1週間から10日ほど遅れています。この写真は自然発芽の実験をしているものです。ビニール等の覆いもせずただ水だけを切らさないように育てたものです。スズメにやられないように寒冷紗で覆っていますが、5月になって気温が上昇してきたらちゃんと発芽してくれました。今年の夏は冷夏になるのではないかと予想している気象学者もいます。稲作をしていて一番怖いのが冷夏です。あまりにも寒いと不稔といってイネが実をつけなくなったり、イモチ病が発生したりします。これに対抗する為には寒さにも負けない丈夫なイネを作るほかありません。そのためには温室育ちの苗よりも寒さにも負けずに発芽してくる頑丈な苗を育てるのが自然農法のやり方です。

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