今年の暑さは稲にも被害を与え、水の駆け引きを間違うと立ち枯れてしまいます。ベテラン農家の方でも稲が黄金色に登熟するのではなく、葉っぱが枯れて茶色になっているものもあります。今のところ私のイネはまだ葉っぱが青く、天を突くようにピーンと張り、穂は次第に登熟して黄色くなってきています。じっくり、そしてゆっくりと栄養を貯えているようです。これはまだ根が一生懸命に水を吸い上げ葉っぱが光合成をしているからできることです。田んぼの生き物たちのハーモニーが美しく奏でられてこそ実現できる自然の技とでもいうべきでしょうか?生き物が住めない田んぼはどこか変だと思いませんか?これから台風シーズンですが、もう一分張り稲にはがんばってもらいたいところです。