先を見通すということ

24_1290511911_1_sya.jpg先日、ある酒造会社の方の講演を聴きました。その会社は、吟醸酒や本醸造など、どちらかというと高級なお酒に力を入れていて、普通酒の生産は全体の2割弱とのことでした。新商品開発にも取り組み、5年間かけて、日本酒の基準を守りながらシャンパンに肩を並べる発泡性日本酒「MIZUBASHO PURE(ミズバショウ ピュア)」を完成させました。製法は特許を取得されたとのことですが、特許の目的は「知的財産を守ること」とともに、「新しい分野の基準をしめすこと」だそうです。特許を利用する他社も含めて、まずは、それなりのレベルに達した製品、さらにその上を目指して技術開発に取り組んでいくという意気込みが感じられました。酒米も契約栽培の割合を高めているとのことで、フランスのブドウ農家とワイン会社のような100年も200年も続く強い信頼関係を築きたいと話されていました。行儀は悪かったのですが、紙コップに少しいただき、家に帰ってから飲ませていただきました。とっておきのお酒を見つけることができ、大満足です。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です